――2年目のキャンプ。1年目とは見える景色も違う?
「精神的に余裕があるとは思います。どの練習があるとか、これは疲れるとか、流れが分かっているので。1年目よりも落ち着いてできています」
――昨年の石垣島は「朗希フィーバー」に沸いた。今年は無観客。どう感じたか。
「(昨年より)報道陣の数が多いか、少ないかは分からない。ただ、ファンの視線は(たくさんいても)全然気にならないです」
――昨年から投球フォームも変わり、オリックスの山本に似ていると感じた。
「マネとかはしていないんです。ただ、いろんな選手を学生時代から参考にして、自分なりに過去の経験による知識も少しあるので、その中でいろいろと組み合わせていったら、この形になった」
――お笑いが好きだと話していた。宿舎では見ている?
「あまり見ていないですね。(動画で出ているものは)見尽くしました。(お笑いの)ネタって、なかなか更新されないので。(同じ動画を)2回見るのも、どうかなと。最近はスマートフォンもなるべく見ないようにしている。目が疲れるので。そうなると体も疲れる。いいプレーができるようにするためですね」
――今年の11月で20歳になる。成人してやってみたいことは。
「ないですね。今のところはお酒も興味ないです」
――アスリート、芸能人、歴史上の人物…ジャンルを問わず今、気になる人はいる?
「イチローさんが智弁和歌山を指導した話は気になりました。ニュースとかで見ました。小学生、中学生、高校生、教えることは全部違うと思うけれど、高校生にはどんな言葉を掛けたりするのか。技術的なことはどんなことを教えるのかなとか…。そんなことが気になりました」
――将来的には自分もマネしてみたい?
「野球をしている子供たちのために、僕ができることがあったら、何かしたいとは思います」
https://news.yahoo.co.jp/articles/b36bfb2445f674def05faf898d56f8b4826d6cdd
2/9(火) 6:00配信
「僕はお金持ちになりたいんです。お金が欲しいわけではないけれど、自分が誰かのために、行動を起こすには、どうしてもお金が必要だと思うんです。そういう時に、自分の生活ができる上で、周囲に対して何かできるぐらいのお金を持っていたい。引退した時に、何かに使えるぐらい。そういうことをしたいと思っています」
――具体的に思い描いているものは?
「今、考えていることは野球に関係することか、自分が生まれた地元・東北で貢献できることがメインですね」
――結婚願望は?早い方がいいか、それとも当面は野球に専念したいか。
「タイミングがよければ、早く結婚してもいいと思う。野球が忙しいからとか、その辺りはあまり関係ないかなと思います」
――どんな女性が好みのタイプ?
「きれいな人はいっぱいいるので、そういう好みもコロコロと変わるので。好きとか嫌いは別として、笑顔が素敵な人はいいなと思います」
――もし、佐々木朗希じゃなかったら、どんな人生を歩んでみたかった?
「僕は大学に行って、就職して、東北で温かい家庭を築いて、静かに暮らしたかったです」
――今の生活と真逆。
「はい、本当はそういう生活をしたかったので…。ちょっと今、困っている(笑い)」
――160キロを投げ、これほど注目されるとは思っていなかった?
「それはもちろん!」
――東日本大震災から今年で10年。振り返ると早く感じるのか。
「日々過ごしていると、そう思わないけれど、振り返ると早いです。今年で10年目だけど、僕自身にとっては毎年が特別。9年目も11年目も特別なんです。ただ、今年は10年という節目。まだ、僕は試合で投げていない。1年目みたいなものなので、そこでしっかりといいパフォーマンスを出して、(東北の人たちに)何かに応えられるものがあったらいいなと思います」
◆佐々木 朗希(ささき・ろうき)2001年(平13)11月3日生まれ、岩手県陸前高田市出身の19歳。高田小3年で野球を始め、11年の東日本大震災で被災し大船渡市に移住。大船渡一中では軟式野球部に所属した。大船渡高では1年夏からベンチ入り。2年秋からエースを務め、3年春のU18W杯1次候補合宿で高校生史上最速の163キロを計測。同年夏の岩手大会は決勝で敗れ、甲子園出場なし。19年ドラフト1位で4球団競合の末、ロッテ入団。1メートル90、85キロ。右投げ右打ち。
「宿舎で暇な時間はないです」
えっ?と思い、生活のリズムを教えてもらった。「(練習から戻って)夕食をとって、お風呂に入る。自分の部屋に戻ったら、夜8時ぐらいから間接照明だけにして、ちょっと音楽を流しながらリラックスして、そのまま朝まで寝る」。確かに、これではテレビ、ゲーム、読書などの時間もなさそうだ。
起床は午前5時だという。「(練習に出発までの)準備とかあるので」。しっかり野球に没頭できているのだなと分かる。記者が19歳といえば、もう30年前。あの頃は毎日夜更かしして、昼までよく寝ていた。比較するのも、申し訳ないが…。(ロッテ担当・横市 勇)
地方予選決勝以降投げていない
しっかりしてるのか何なのか
全然投げないけど